ビジネスでは、左利き耳が優先!?
ビジネス電話の際、メモを取るのはあたりまえのことですね。相手の名前や要件は必ずメモして正しい情報を残しておくのが原則です。
そのせいか、ビジネスマンやビジネスウーマンが受話器やスマホを当てている耳は圧倒的に左耳が多いのに気が付きます。
右耳を利き耳にした方がビジネスにも有効
言語中枢は左脳にあります。言語に関する処理は左脳が優先的に担っています。人間の感覚器官は、脳との関係では左右が逆になっています。そのため、左脳に言語情報を処理させるためには右耳で情報をとらえた方が有利なのです。交差支配により右耳を使えばダイレクトに左脳の言語野に情報が届き情報処理が始まるからです。
本来、ビジネスにとっては、電話応対時のすばやい内容把握や対処能力(コミュニケーション力を含む)が求められています。右耳を利き耳にしてこそ発揮される能力です。
ところが、メモをとるために、電話が鳴ると左手で取って左耳に当てるという習慣がすっかり身についてしまっています。この習慣がいつの間にか左耳を利き耳にしてしまっています。
左耳が利き耳になっていると、左耳から入った情報は一度右脳に入ります。右脳には言語中枢がないので、右脳経由で情報は遅れて左脳に伝達されます。この時間差がことばのつまずきを引き起こす原因になったり、コミュニケーションのずれを生じさせたりすることにもつながるのです。これでは、結果的に左利き耳はビジネスにも向かないと言わざるを得ないことにもなりかねません。
したがって、もし吃音症状で困っていて、左耳に受話器やスマホを当てているのなら、早急に右耳に改めるべきです。
左耳が利き耳になっている方にとって、右耳に変えた当初は聞き取りにくさを感じることと思いますが、嫌がらずにそのまま続けてみてください。すぐに慣れてきますので。こうすることで、利き耳が右耳になってくれば、コミュニケーション能力が上がります。そして、吃音の症状の改善にもつながっていきます。
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続・右利き耳が吃音を改善する
目次1 ビジネスでは、左利き耳が優先!?2 右耳を利き耳にした方がビジネスにも有効 ビジネスでは、左利き耳が優先!? ビジネス電話の際、メモを取るのはあたりまえのことですね。相手の名前や要件は必ずメモ ...
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