吃音 吃音者に役立つアドバイス

質疑応答の場面で

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学会や講演会、授業、プレゼンなど自分が主導権を握り一方的に説明したりする場面では比較的自分のペースでしゃべれるのだが、スピーチ終了後の質疑応答の場面になるといきなりどもりやすくなってしまうという吃音の方がいます。質疑応答になるとどもりやすくなるのはなぜかというと、それは質問を聞いて内容を把握し即座に考えをまとめながら、尚且つ聞き手にわかりやすく説明しなければいけないという気持ちが働き緊張が高まるからだといえます。

 

質疑応答


出だしは緊張がピークであったとしても話し進めていくにしたがって自分のペースがつかめるようになっていきます。途中で聞き手が話の腰を折ることもありませんから。そうなればしめたもので結構思い通りにしゃべっていけるのです。ところが、質疑応答となると話のペースが聞き手によって大いに乱され、相手のペースで答えなければという焦りが出てきます。

相手が質問しているときは相手の話によく耳を傾けることです。しっかり質問の内容に気持ちが向いていれば言いたいことはまとまります。そしていざ回答するときは、先ほどまでのスピーチ時のしゃべりのリズムを思い出して、言い急がずゆっくり語尾まで丁寧に言っていこうとしましょう。また相手に質問の答えをわかりやすく伝えようと、相手に気持ちをむけることが一番大切です。

 

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