スムーズなしゃべりに耳マッサージが効果的
吃音の調子はいかがですか?
このブログを読んでくださっている方は、「スムーズなしゃべりには耳が重要」だということはよくご存知ですね。
そこで、今回は耳マッサージがスムーズなしゃべりに効果的だというお話です。
あなたは、耳たぶをマッサージしたことがありますか? また、耳たぶを温めたことはありますか?
私たちは目の疲れにはかなり敏感で、目薬をさしたり、ホットタオルでアイマスクをしたりと目を労わることはよくしますが、耳はせいぜ耳そうじをするくらいではないでしょうか?
聴力や聴覚をコントロールしている中耳は、耳小骨という小さな三つの骨とそれをとりまく筋肉でできています。
その筋肉が硬く凝ってしまうことがあるのです。すると音を内耳に伝達する働きが衰えてしまいます。
この中耳の凝りをほぐすには、耳たぶ(耳介)をマッサージすることが大事です。
肩がひどく凝っていると息が上がりやすくしゃべりずらくなります。こんな時は肩の筋肉だけでなく声帯のまわりの筋肉も硬く閉じてしまっています。肩の筋肉の凝りをほぐして緊張を和らげると、その弛緩状態が喉の筋肉の緊張をも解きほぐしてくれます。
それと同じように、耳たぶをマッサージするとその刺激が外耳道から中耳に伝わり中耳の筋肉の凝りをほぐすことになるのです。すると、耳の機能がアップして聴こえが一段と良くなります。聴き取り力が良くなるとしゃべりがよりスムーズに改善されていきます。
今日はしゃべりずらいな-と思ったら、ぜひ耳たぶマッサージをしてみて下さい。きっとしゃべりが滑らかになった変化を感じ取ることができることでしょう。
マッサージの仕方は、難しくありません。親指と人差し指で耳たぶをはさんでつまんだり、伸ばしたりしながらマッサージします。
痛く感じる場合はかなり耳が疲れている証拠です。やさしくゆっくり痛みがなくなるまでマッサージしましょう。
効果的な耳マッサージ法
・耳全体を手でくるみ、耳を軽く引っ張りながら、上下左右にくるくる動かします。
・耳の皮膚を指でつまみながら、上、下、斜め上、斜め下、横に軽く引っ張ります。
・耳たぶを親指と人差し指ではさみ、軽く押しまわしながら刺激を与えます。
・耳を前(鼻の方向)に向かって倒すようにします。
・右耳であれば、右手で耳をつかんで右ひじ方向に引っ張る。その時首(目線)は左方向を向くようにすると、より効果的です。