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右利き耳が吃音を改善する!

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利き耳とは

利き手、利き目という言葉はよく耳にしますが、利き耳はどうでしょうか?

右利き左利き

そもそも、利き目、利き手とはなんでしょうか?

利き手はよく使う方の手を意味します。

利き目にはどのような役割があるのでしょうか。実は無意識的に人は利き目で対象物のピントを合わせ、ものの動きを捉えているのだそうです。もう一方の目はその補助で視野全体を大雑把に捉えている役割があるといいます。

利き手が右手の人の割合は全人口の90%と言われています。

そして、利き目が右の人の割合は全体の66%と言われています。利き手の割合に比べて比較的差がないですが、利き目が左の割合の方がやはり少数派のようです。この割合から利き手も利き目も右という方が多いようです。

さて、「利き耳」はあまりきかれないような気がしますが、「利き耳」というのもあります。

簡単に言えば、その人にとって聞き取りやすい方の耳が利き耳です。

利き手に関しては自分の目で確認ができるので認識しやすいです。それに反して、利き目も利き耳も周囲が気付くことはおろか、本人もなかなか意識できるものではありませんね。

その左右差の割合はどうなっているかというと、よく言われている割合が「右:約60%」「左:約40%」だそうです。意外と左耳を利き耳とする人も多いようです。

 

利き耳と脳の関係

実は、利き耳と脳には深い関係があります。利き耳が脳に与える影響は意外にも大きいのです。

利き耳が右の人は左脳が発達しています。左脳が発達している人の特徴と言えば、分析が得意、数字が得意、高度な言語能力、推理や推測が得意、論理的な思考ができるタイプです。聞いたことがそのまま言語として残るので、記憶力に直結しているともいえます。

 

右脳と左脳の働き出典matome.naver.jpから引用

 

吃音者は左耳を利き耳にしている場合が多いようです。左耳が利き耳ですと、言語音は最初に右脳に伝達されます。言語中枢は右脳にはなくて左脳にあります。そのため言語音は右脳から左脳に転送されることになります。このとき時間差が生じます。吃音現象は、その余分な時間の時差によって起こるのではという説もあります。

確かに、言語中枢は左脳にあるのですから右の耳が利き耳であれば、受信した音信号は外耳道から中耳、内耳へと進み左脳の言語中枢へダイレクトに音信号が伝達されることになり、言葉の理解、言葉の発信へと繋がっていくことになります

スマホを左耳で聞いている人は、利き耳が左かもしれません。今からでも右耳に変えてみてください。利き耳を右耳に変えることはできます。利き耳が右に変われば左脳が活性化し、言語を司っている中枢の働きが向上してしゃべりの改善に繋がることでしょう。吃音の方は今一度、自分はどちらの耳を利き耳として使っているか確認してみると良いでしょう。

右利き耳
右利き耳が吃音を改善する!

目次1 利き耳とは2 利き耳と脳の関係 利き耳とは 利き手、利き目という言葉はよく耳にしますが、利き耳はどうでしょうか? そもそも、利き目、利き手とはなんでしょうか? 利き手はよく使う方の手を意味しま ...

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