DAFが神経変性疾患に伴う構音障害のリハビリに...
日本コミュニケーション障害学会からの機関誌には、コミュニケーションに関する論文が数多く紹介されています。その中に「神経変性疾患に伴う運動性構音障害への遅延聴覚フィードバック法の効果」という題で、遅延聴覚フィードバック(DAF)の効果についての論文が紹介されていました。
要約すると、パーキンソン病、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、進行性核上性麻痺などの疾患に伴う運動性構音障害に聴覚フィードバック(DAF)が効果的だという。聴覚フィードバック(DAF)は、神経変性疾患患者の声量を上げ、発話速度を遅くし、発話明瞭度を改善することを示したといもの。
以前、海外の論文でパーキンソン病患者に聴覚フィードバック(DAF)が効果的だという記事を読んだことを思い出しました。
今回の記事は日本内でのものでしたから、大いに興味関心を持ったのでした。
今後DAF装置が病院や研究所、大学などでもっと使われるようになり、吃音以外の問題でしゃべりが不自由な方々のリハビリに役立つように研究されることを願っています。
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パーキンソン病の構音障害にDAF
パーキンソン病の構音障害におけるDAFの効果について パーキンソン病による構音障害に対する遅延聴覚フィードバック (DAF) の効果について検討した日本の文献(昭和大学病院リハビリテーション科)を見つ ...
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