吃音 大人と子供の吃音の違い 子供の吃音

大人と子供の吃音の違い

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大人と子供の吃音の違い

 

大人と子供の吃音

 

一般の人が「吃音」という言葉から思い浮かべるのは、言葉の出だしや音節の繰り返し(連発性吃音)です。この症状が顕著に現れるのは、幼児や児童です。周囲の人たちはこの症状の出現によって「吃音」と認識することが多いようです。また顔をゆがめたり、体を動かして勢いで発声しようとする動きなどからも「吃音」として認識しやすいものです。

しかし、中学生から成人になるにつれて、この連発性吃音は徐々に見られなくなります。大人の吃音の特徴のひとつに、最初の第一音や苦手な言葉の出だしがつまって発声されない難発性吃音があります。日常生活の中では、どもる場面をどうしても回避できないときだけ顕著にどもりますが、そういう場面は頻繁にあるわけでもないので、周囲の人は吃音者であることに気づくことも少ないのです。

吃音は子供のどもりの状態から徐々に大人のどもりへと変化していくのが一般的です。つまり「よくどもる吃音者」から「ほとんどどもらない吃音者」に変化していきます。ただし、難発が主体のどもりは症状が軽くなったわけではなくむしろ症状は重度に移行していることを見逃してはならないのです。

できれば、吃音は子供のどもりが大人のどもりへ移行しないうちに改善できることが望ましいと言えましょう。大人の吃音に移行した人の改善には、まず、症状を難発から音声として現れる繰り返しや引き伸ばしに変化させることができるのが第一歩となります。

 

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