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発話リード装置DAFの紹介

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DAF装置とは

私たちの耳は、ほかの人の話を聴くだけでなく、自分の話し方を監視するという重要な役目を持っています。これを聴覚フィードバックと言います。スムーズなしゃべりを促し、維持していくための自動制御システムです。

聴覚フィードバックを操作することで、どもらない人にどもりのような非流暢なしゃべりを生じさせることを発見したのがリーという人で、1950年代のことです。
この操作されたフィードバックのことを遅延聴覚フィードバック(Delayed Auditory Feedback 略してDAF)と呼びます。正常者がこのDAF条件で話すとどもりのような症状(人口吃)が起こりますが、どもりの人はどもりの症状が軽減されて滑らかに話せるようになります。

私たちが出した声は、口から外に伝わって内耳に至る経路と、体の中から直接頭蓋骨を伝わって内耳に至る経路があります。前者を空気伝導、後者を骨伝導と言います。
DAF装置は、口から出た 空気伝導の声だけを増幅し、しかも通常より遅れて耳に聞かせることができます。

 

聴覚フィードバック

 

朗読や会話時に、このDAF装置を使用して、聴覚言語フィードバックの速度をコントロールすると、話し方、読み方に流暢性が現れ、どもり症状の軽減、解消が瞬時に見られます。その改善の度合いはしばしば劇的なものがあります。

この装置は、口から出た空気伝導の声だけを増幅し、しかも通常よりも遅らせて聞かせることができます。しゃべりにつまずく人は骨伝導の声に焦点を合わせようとしています。この装置を使って遅れて聞こえる空気伝導の声に焦点を合わせ発語すると、自然に滑らかな発語運動が促されます。DAF装置を使用することで、朗読や会話時の聴覚言語フィードバックの速度をコントロールすることにより、話し方、読み方に流暢性が見られます。

 

発話リード装置DAFの種類

据え置き型発話リード装置DAF 家庭練習用

本格的にしゃべりの改善を目指す自宅練習用DAF

<特徴>

①家庭でのトレーニング用装置

②遅れを0.01秒から0.2秒まで7段階に設定できます。しゃべりの困難度、また、トレーニングの進み具合に応じて遅延速度をコントロールできる。

③会話や朗遅れを長く読時の聴覚フィ-ドバックの速度をコントロ-ルすることで、スム-ズな話し方や読み方を身に付けることができる。

④DAF装置を使用することで、発語速度を遅くして話すパタ-ンが身に付き、早口が修正され、発語のスピードが一定になる。

⑤DAF装置を使用すると「うまくしゃべれる」「うまく読める」という自信が持てる。その結果、精神的安定感がみられ会話や朗読時の流暢性が増す。

⑥自分の声を聞きながら発語することで、声の大きさやスピ-ド、話し方、歯切れ、言葉使い等を調整することを体で覚えることができ、スムーズなしゃべりが実感 できる。。

⑥機械が苦手な人でも安心な簡単操作。装置を付けて会話や朗読を開始すればよい、という簡単な操作なので、低学年の子供でも一人で練習ができる。

⑦音響機器やパソコンとつないで練習を録音して聞いたり、教材CDを聞きながら練習することができる。

このような人に最適です
・本格的にしゃべりを改善したい人。
・初語がどうしても出ない人。
・どうしても特定の言葉がスムーズに出ない人。
・無理やり発声しようとすると、口がゆがんだり体が動いたりする人。
・自分のしゃべりの困難度は重症だと思っている人。

こんな方にもおすすめです
・あがりのために、声が震えたり、うわずる人。
・息が長く続かなくて、しゃべると喉が絞まり苦しくなって長くしゃべれない人。
・大きい声が出せない人。
・早口で何を言っているのかわからないと言われる人。
・語尾等が不鮮明で、人に聞き返されることが多い人。
・活舌よくしゃべりたい人。

携帯用発話リード装置DAF フルーエント・スピーカーポケット型

スムーズなしゃべりを促す発話リード装置 フルーエント・スピーカー

<特徴>

・胸やズボンのポケットに入るくらいの大きさで携帯に便利。

・片耳装着で日常の会話を邪魔しません。外出先での練習や会話に使用。

・遅れの設定は遅めと早めの2段階。

・電話、スピーチ、朗読、会話、買い物など、日常生活の様々な場面において、いざという時に活用されることで思い通りのしゃべりに近づけることができます。

●このような人に最適です
・一時的であっても初語が出やすくなったり、少しでもつかえずにしゃべりたいと思っている人。
・日常の会話時に利用して、スムーズな発語を促したい人。
・外出先での会話や、出張や旅行時のトレーニングに役立てたい人。

 

携帯用発話リード装置DAF フルーエント・スピーカー耳かけ式

 

スムーズなしゃべりを促す発話リード装置 フルーエント・スピーカー(耳かけ式)

<特徴>

・ちょうど耳かけ式の補聴器のような形態で、より小さく小型化された装置。

・遅れの設定は1段階のみ。遅延速度遅めと、早めの2種類。

・この装置の最大の魅力は、装着して会話や朗読をすると、即座にしゃべりや読みに流暢性が見られることです。ちょうど視力の悪い人や老眼の人がめがねをかけると、付けたと同時によく見えるようになるのと同じで、フルーエント・スピーカー耳かけ式は付けただけで、しゃべりや朗読をスムーズにしてくれます。

●こんな人に最適です
・会話でどもってしゃべりが変になり、笑われたりからかわれたりするので会話が怖い。
・言いたい言葉が出ないので、他の言葉に言い換えをしている。
・聞かれたことにすぐ答えられなくて、誤解されてしまう。
・言葉が途切れ途切れになるので、「結局何が言いたいの?」と言われてしまう。
・電話が鳴ってもすぐ出られないので、変な目で見られる。
・用事や予約の電話がすぐにできない。
・会話で話すタイミングがつかめず何を話してよいかわからなくなる。
・言わなければならない言葉が出ないので、相手をうまく説得できない。
・言葉がしどろもどろになって、話す内容に自信がないと思われてしまう。
・言葉がスムーズに出るかどうか気にしたり、うろたえていることを悟られないように平気を装うので、内心何を考えているのかわからないと言われてしまう。
・焦ってしゃべろうとするので早口になり、聞き返されることが多い。

 

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